Chie's Blog

Monday, April 09, 2007

フルコースでどうぞ


ご無沙汰してます。
2月はパソコンが壊れて3月は出産がありまして・・・・・・
長いことほったらかしにしてました。
心配&励まし&お祝いメールをたくさん、たくさん、
ありがとうごさいます!!

3月3日無事元気な男の子が生まれました。

3月2日に定期健診に出かけたら、
「子癇痙攣(たぶん妊娠中毒症の一種と思われます)の疑いがあるねー。
 血圧が高すぎるし、尿にたんぱくもおりてるし。
 もう38週やし産みますか」
ってなことになって、
「じゃ、ご主人に連絡して~」
なんてゆる~いノリだったのが・・・・・

血液検査して、尿検査して、ってしてるうちに
なんだかすごく深刻な事態になってしまったようで
(何せ英語で言われるので細かいことまでは分かりませんが・・・)

「うちでは手に負えない。大きな病院にこれから搬送します」

ええええーーーーー。
という展開に。

生まれて初めての救急車で1時間はなれた大きな町の病院へ。

腕にいろんな管刺されて、体中いろんな機械つけられて
それでもまだ、
自然分娩できる可能性があるとのことで
いろいろ挑戦。

まずは先生が赤ちゃんの入っている卵膜を破る!
この痛みが尋常ではなく、大人になって初めて
公共の場で叫ばせていただきました・・・。
もちろん、号泣(>_<。)
痛くて泣くの20年ぶりぐらいかも。

陣痛が始まって2、3時間経ったものの
先生の期待通りに進まないため・・・

陣痛促進剤を打つ!
お腹の痛みもフラダンスからサンバにヒートアップした感じ。

しかし、それでも先生の期待に応えられず、
そうこうしているうちに何だか母体が危ないとか。

ここでエピジュールに切り替えるとのこと。
エピジュールとは無痛分娩の一種で
骨髄に二ヶ所金属を入れて下半身麻痺させちゃうもの。
骨髄に金属というのが出産の痛みより怖かったあたしは
「それだけはイヤです」
と最初から拒否していたものの、
麻酔科の先生が現れて
「このままいきんだらあんた死ぬかもよ」
的なことを言って脅す。

この先生は、ほかのスタッフの人と違って
あたしの名前がチエではなく、名字であるタナカの方だと勘違いしていたため、
説得するのにも、
「死んでもいいの?タナカ!」
「時間がない、早く決断しなさい!タナカ!!」
と何だか体育会系の先生だとか、部活の先輩を彷彿とさせる語り口。

先生の勢いに押されて
「お願いします・・・」
と弱弱しく答え、ついに金属が入れられる。

これがまたすごい痛み!
最初に氷水をかけて、背中を麻痺させるけど全然役立ってナイ。
「ううううう・・・・・・」と思わず低ーく、渋い声が出る。

これだけいろいろやって、
ついに分娩!!
と思いきや、何だか怪しい雲行き・・・。

「腎臓の働きが低下していてこのままでは普通分娩はムリでしょう」
「帝王切開にします」

えーーーそんなぁー。
今まで激痛に耐えてきたのは何だったんだ・・・。

結局そのまま手術室に運ばれて帝王切開。
夫も立会いを許されて一緒に手術室へ。
手術中に立ち上がって手術を見ようとして叱られる。

手術はあっというまで、30分ほどで血まみれの息子が出てきた。

つづく

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